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理想の寝姿勢とは横になった状態で自然と腹式呼吸のできる姿勢の事。敷きふとんにとって必要なポイントは『触れた時にはふっくらと柔らかく、寝た時には床付き感がなく内側(中側)からしっかり支えてくれる硬さが重要』です。加えて、頭、肩、背中、腕、腰、臀部、足などその部位に応じた適度な硬さ、クッション性になる事も重要です。
表地には旭化成アドバンスのフュージョン®を採用。吸汗性、速乾性、放湿性のある糸を使用しているため、さらっとした状態を保持します。また、3次元の立体編地に仕上げ、クッション性にも優れています。
※同シリーズの枕(プロ8人が熟睡を追求した枕4)にの表地にも使われています。
厚生労働省が定めた医薬品の規格基準書、10項目以上の基準をクリアしたのが医療脱脂綿です。5g(片手程度)に対し100ml(コップ半分)吸水します。敷きふとんにとって、湿気、汗、結露はカビ、菌の原因になる事もあります。この医療脱脂綿100%の力で吸水、放湿します。
敷きふとんの要である中芯にはAir96を採用。96%(体積比)空気でできた立体4層トラス構造織物。空気が体を柔らかく受け止め、かつ独立したループ状スプリングにより体圧が一定で独特の優れた寝心地が得られます。また、通気性にも優れ、湿気が滞留しにくく、抜群の耐久性も持ち合わせています。
エアロカプセルγ(ガンマ)はふっくら感、ボリューム、保温に優れています。3孔中空とは繊維1本1本に3つの穴を持ち、軽量化と保温力が特長で す。また、スパイラル構造とは繊維自体にクリンプ仕上(パーマ加工)を施す事で、更にボリュームとふっくら感を生み出しています。
中わたで使用した医療脱脂綿、エアロカプセルγ(ガンマ)の素材特長を最大限に惹き出す加工を引き受けました。風合いの良さ、柔らかさを求めた『ふ んわり』加工。特に医療脱脂綿100%を敷きふとんに使用する中わたへ変身させる加工は至難の業でした。この『ふんわり』加工だからこそ、この敷きふとん の柔らかさを更に高めました。
敷きふとんの最終製品化、検品を行うのが、東京・日本橋に本社を持つ大東紡織。1896年に創業し、日本で最初の毛織会社として110年以上もの社歴を有します。中でも寝具・寝装品の製造を主とするグループ会社・新潟大東紡は徹底的に「いい寝具を作る」事にこだわり、業界での全幅の信頼を勝ち得ています。
理論、素材、技術、全て集結し、更に容姿、デザインにもこだわりました。「モダン」「洗練」「シンプル」を意識した画案を描きました。特に背中、腰、臀部をしっかり支える理論を生かしたキルトデザイン(敷きふとん中央に集めた縫製)には自信があります。